幸田文 きものの紹介

皆さんは幸田文という作家を知っていますか?

国語の教科書にも出てきた明治時代の文豪幸田露伴の娘ですが、作家活動を始めたのは父が亡くなった後です。今回は幸田文の「きもの」を紹介します。
この物語は明治大正時代を生きた「るつ子」の成長物語です。作中で重要な役割を果たすのがるつ子の良き理解者である祖母の存在と、るつ子が成長するにしたがって身に着けていく着物の描写です。
そもそも物語の始まりからして興味深いです。着心地が悪いとかんしゃくを起こして、るつ子が手で引き裂いた着物について母から叱られるところから始まるのです。

るつ子は着物について柄の可愛さや値段で選ぶのではなく「着心地」で選ぶちょっと変わった女の子です。

そんなるつ子は女学生になり袴姿で学校に通い、季節の変わり目には祖母や母と共に家族全員分の着物をほどいて、板張りして、もう一度仕立て直したりします。

当時着物は反物で買い各家庭で仕立てていたこともこの本を通して知りました。今と全く違う明治大正時代の生活を垣間見るようでとても興味深いです。

読んでいくうちにるつ子が自分の親友のように思えてきて、途中で読み止めることができず一気に読みました。

どなたが読んでもおもしろいと感じると思いますが、特に女性の方に読んで欲しい1冊です。

マスカレードホテル 東野圭吾を読んだ感想

ホテルを舞台にしたサスペンス推理小説。
ホテルに訪れる様々な困った(?)客に対応するホテルマンの姿がとてもかっこよく描かれていて、内容が例えそれだけだったといても楽しい小説だ。

そこに、殺人事件と言う要素を加えて物語は進行していく。
どんでん返しのどんでん返しのどんでん返し、犯人と刑事の知恵比べもなかなか面白いし。そして多くのブラフ的登場人物や物語。

その人がいなくても物語の進行には影響しないのにやたら登場する人物が犯人、推理小説によくあるパターン・・・例えばこの物語なら「川本」という人物、いなくても何の影響もないのに、名前があちこちに散見されてる。

「あ、この人が犯人なのかな?」
と思って最後まで読んでみたら・・・同じように思って読む読者を欺く為にわざと登場させたのか、はたまた別の意味が込められているのかは、自分にはわからなかったが、そんな単純な手を使わないよと作者に1本取られたような心地よさを感じた。

と、全体としては面白い小説に仕上がっているとは思う。この小説をただの楽しい小説として読むのは読者の自由だけど、この小説で作者が一番伝えたかったのは

「違う事を排除するのではなく、違うからこそ尊重し協力することが出来れば、それが大きな力になる」

個人的にはそう感じている。主人公の二人だけでなく登場する様々な人物達の言動から、それを読み取れる場面も多々ある。

昨今、違う考えや、価値観を排除しようとする、そんな風潮が以前にも増して強くなった気がしている。そんな社会に対しての作者からの警鐘!!

繰り返しになるが、あくまで個人的な見解だ・・・

キャンディキャンディネタバレ感想

「キャンディ・キャンディ」は、「なかよし」という小学生向けのコミック誌に掲載されていました。

テレビアニメも放映され、一大ブームになりました。私の漫画好きの原点もこの少女漫画にあります。

主人公キャンディの生い立ちと性格、ハンサムな男子は皆キャンディの虜になっていくストーリーは、小学生のバイブルだったと記憶しています。

自宅には「キャンディ・キャンディ」のコミックが並べられていました。

ですが、小学生向けにしては内容がハードでした。

キャンディはお金持ちの養女となりますが、初恋の相手アンソニーとは死に別れ、お金持ち学校で知り合った不良のテリーとは両思いになりますが、運命の歯車が狂い決別します。

幼なじみは戦死します。

この漫画にはラブストーリ―の甘さだけでなく、生きる事のせつなさも同時に描かれ、それ故に「キャンディ・キャンディ」と聞けば、ノスタルジックな感覚に陥るのだと感じます。

ラブストーリ―はハッピーエンドではありませんでした。
ですが、ハッピーエンドでない故に名作と言われ、今に至るのではないかと考えます。

 

やっぱり好き!ティファニーで朝食を。

私が好きな小説はティファニーで朝食をです。

映画も何度も観ているのですが、やはり小説の方がよりホリー・ゴライトリーという不思議な人物像についてじっくりプロファイルする事が出来ます。

映画では出てこないホリー・ゴライトリーのライフスタイルがとても面白いです。

いつもカッテージチーズをクラッカーに載せて食べているので、がりがりに痩せているといった事を読むと、それがたとえ小説の中の主人公の物語の設定でも自分もホリー・ゴライトリーを映画の中で演じたオードリー・ヘップバーンみたいにきれいに痩せたいと思って、真似してしまいます。

原作では他にも、主人公のポストには「ホリー・ゴライトリー・トラベリング」といった表札が出ているといった事が記載されているのですが、そういったものを読むといつもふらふらと気ままに旅をしながら自由に生きているホリー・ゴライトリーの楽しそうな人生の様子を垣間見る事が出来ます。

このティファニーで朝食をの原作を何度も読んでいたのが、ちょうど19~20歳といった多感な時期だったので、それが私の今までの人生に多いく影響してきているようです。

原作をまだ読んだことがない人は、是非読んでみて下さい。

ビリギャル 裏感想

ビリギャルは、学年ビリのギャルが偏差値30から70に上げて、慶応義塾大学に現役合格した話です。

IQの高い人がいるから、ありえることなのかもしれません。しかし、

この話には裏があって、学年ビリっていっても、学校の偏差値が69の進学校で高校の時点で慶応義塾大学レベルの学校だったということです。

それなら、まんざら不思議ではなくなる、逆転劇のようなことはなかったことがわかってしまいました。

勘違いしたが、学校の偏差値が30で70まで上がったということのように思えたのですが、そうではありませんでした。

ビリだったというのはたしかかもしれないですが、そのビリというのも科目別でビリがあったというだけで他の科目は69ぐらいだったということで、勉強しさえすればビリの科目も69ぐらいになるということです。

おおよそ高校の時点でだいたい学力がだいたい目安になっていて、69から69に進学しているわけだから、30から70というほどのギャップはなかったわけです。

大人向けコミックを読んでみた感想

普段は紙媒体の小説しか読んでないのですが、珍しく電子書籍にも手を出してみました。
しかもちょっと大人向け「初エッチの相手は妹」という電子漫画です。

この漫画を読んで気にいったことを3点あげます。

まずひとつは、絵がとても可愛いこと。
まるで少女漫画のように可愛い絵です。この作者の鱗さん?という方の他の漫画も読みましたが、どれも女の子が可愛いです。

2つ目は、体型がまともであること
この手の漫画は、ちょっとそれ人のカラダとしてどうなの?というくらいスタイルが良すぎる女の子が登場したりするのですが、そんなことはありませんでした。
適度にスタイルもよく、セクシーな身体がいい感じです。

3つ目は、恥じらっている女の子がいい
初エッチの相手は妹に登場する女の子は二人。一人は主人公の彼女の凪さん。彼女は黒髪ストレート、おとなしくて美人でスタイルも抜群と、理想の彼女!といった印象です。
主人公と初めてを迎えるときも、いちいち反応が恥ずかしがったりして可愛いです。

二人目は妹の薫。義理の妹ですが、こちらは一見ツンデレ。兄である主人公にも物怖じせずズバズバ言うため喧嘩もよくします。
ただ、ココロの中では兄のことを慕っており、いざ兄といい雰囲気になったときは、恥ずかしがったり焦る姿がキュンと来ました。

いわゆる大人向けコミックですが、思ったよりずっと話もリアルでご都合主義といった感じもないですし、なにより上にあげたように女の子がひたすらかわいい漫画です。
気になる方は途中まで無料で読めるので試し読みしてみるといいですよ。

漫画 食キングを読んでみて

土山しげるさんの漫画である食キングは面白いです。

経営がうまく言っていない飲食店に、主人公の北方歳三がやってきて債権をしていくという内容のストーリーです。

飲食店の経営者には問題があって、それによって経営が悪化をしているのです。

そして、北方は特殊な修行をさせることで、料理人としての魂を復活させるように促します。

このような流れが一般的であり、毎回のパターンは決まっているのですが何故か面白くて読んでしまいます。
料理の表現も美味しそうですから、私もご飯を食べたくなってしまいます。読んでいるだけでお腹が空いてくるような漫画であります。

何時間でも読んでいられるよう内容で、出てくる料理はカレーライスや中華料理、創作料理などバリエーションに富んでいます。

食キングという漫画のタイトルの通り、主人公の北方歳三は凄腕の料理人です。実際の料理とは少し違っていて、誇大表現が入っているかもしれませんが、漫画としての面白さを増大させています。

スピ☆散歩 ぶらりパワスポ霊感旅 の感想

3巻まで発売されており、この漫画の著者である伊藤三巳華先生が実際にパワースポットを巡った実体験記です。
伊藤先生はいわゆる霊が視える方。それをおおっぴらに宣伝しているわけじゃないですよ。

視えたまま、感じたままに描いていらっしゃるのでしょうが、これは私が感じただけで、信じる信じないはあなた次第ですとあくまで受け取り方は読者に委ねています。

私といえば、まあそんな不思議なこともあっておかしくはないよなくらいに思っています。

けれど、パワースポットというとやっぱり気になります。今まで行ったことのある場所、これから行きたいと思っている場所のことが書かれていたら興味が湧きますよね。

私が実際に行った場所ではありませんが、知人がパワースポットの写真を送ってくれたことがあり、この場所にはこんな意味があったんだと驚いたことがあります。

かわいい絵柄にごまかされそうになりますが、結構怖いことも描かれています。

怖いものが嫌いな方にはお薦めできませんが、ガイドブックには載っていない、こんな場所だったんだ!と驚きや発見があって面白いですよ。

シュバルツ・ヘルツおすすめ!

この小説はコバルト文庫の桑原水菜さんの作品です。

とある少年が心臓移植をしてから始まるサスペンス・ファンタジーです。

この本は、続き物で何冊も続きます。メインキャラクターの過去の話などもあり、とても楽しめます。

難しい部分もありますが、表紙絵もそうですが挿絵もとても綺麗で読んでいて挿絵が来るたびにわくわくします。

この本は、神話を題材にしている部分が多く神話が好きな方は楽しんで読めると思います。

ストーリーは北欧神話になりますが、日本の神話の各地をめぐることもあるので本を読みながらいろいろな神話にめぐりあえるのもひとつの楽しみです。

そして、人間関係もこの本の醍醐味となります。

主人公の人の良さに触れ、敵として近づいていた人たちの心理の変化などもとても楽しいです。

信頼できる仲間と一緒に旅をし、人間の変化がとても色濃く書かれている小説で私が今までに読んだ本の中で一番お勧めできる本だと思います。一度手に取るとやめられません。

花男の感想

「花より男子」は、アジアで人気を得た漫画です。
台湾、韓国、日本でもドラマ化され、大ヒットしました。
実は私は、「花より男子」世代からずれている年代ですが、面白そうなので読破しました。

ボンビー牧野と道明寺司の格差恋愛のアップテンポなラブストーリーで、好感が持てました。

暴力シーンもハードにありますが、きっとそれは、作者が主人公たちを通して読み手に何か伝えたかったメッセージだと感じました。

この漫画には、イジメ、貧困、上流階級、恋愛、友情、4人の美男と普通の女子高生という恋愛漫画の王道が描かれています。そして、絵柄はくどくなく、可愛いく、一般受けしそうです。

若者がスッと入り込めそうな要素が多く含まれている漫画と言えます。

この漫画で面白かったのは、野獣の如き道明寺が、牧野つくしに惚れて、デリケートで繊細な恋心を表現していく所です。

つくしが送った焦げたクッキーも、道明寺には嬉しい贈り物ですし、恋をすれば人間が変わる面白さを、漫画は伝えてくれました。
「花より男子」は、世代問わず楽しめる漫画です。